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症状別診断 ~時計が遅れる~

クオーツ編

 

クオーツ(電池式)で時間がひどく遅れる場合は

単なる電池切れではなく、IC回路や機械部分に

不具合が生じていると考えられます。

主な原因は内部に細かいほこりが混入して

歯車の動きを妨げたり、油切れにより駆動が

重くなって起こる事がほとんどです。

放置しておくと電池の消耗を早めたり、

止まり症状へと発展していきますので

早めに診察を受けられることをおすすめいたします

完全に止まっていなければ、

オーバーホールまたは中のムーブメント(機械)ごと

交換して修復できると思われます。

 

 

 

手巻き・自動巻き編

 

小さな遅れが起こる

 

 

機械式時計はクオーツ時計としくみがまったく異なり、

1日に数秒から機種によっては1分程度の遅れが生じます。

適正な使用環境での精度基準内の誤差は正常となります。

電気的な制御に頼らない機械式時計の味わいをお楽しみください。

 

 

 

同じ機械式時計であっても、ご使用になる条件

(携帯時間、温度、腕の動き、巻き上げ量、置かれている時の向きなど)

によって微妙に影響を受け、誤差は一定ではありません。

また、取扱説明書に記載されている精度は

ごく一般的な使用を想定して設定されたもので、

ご使用になる条件によっては精度の範囲を超える場合があります。

機械式時計の日差は、
1日だけで判断せず

少なくとも1週間から10日程度の平均値を確認することが大切です。

※強い衝撃等で「テンプ」が正しく動作できなくなった場合には修理が必要です。

 

 

巻き上げが不足しているかもしれない

 

 

『手巻き式』の機械式時計を完全に巻き上げるには、

リューズを40~50回程度巻き上げます。

『自動巻き』の場合は、腕につけていても歩行や

腕の動きが少ないと巻き上げ不足となります。

毎日携帯し歩行や腕を動かす動作によって

ぜんまいが巻き上がり、精度が安定します。

 

 

 

腕につけず置いておいたら遅れが起こった

 

 

時計は腕につけて使用することを想定しています。

置いたままだったので、遅れが大きくなったことが考えられます。

できる限り腕につけて使用し、置いておく時も

いつも同じ向きにならないようにご注意ください。

機械式時計は、置いておく向き(姿勢差)や

巻き上げ量の影響を受けて精度が変化します。

 

 

 

遅れが大きく、継続的に起こる

 


時を刻む「テンプ」の回転運動に影響を及ぼしたと考えられます。

時計を強くぶつけたり、落としたりすることで時を刻む

「テンプ」が変形することがあります。

その場合は修理が必要となります。

 

 

 

機械式時計はぜんまいの力を動力に、

「テンプ」という部品が規則正しい回転運動をすることで

正確な時を刻んでいます。激しい振動がテンプの

回転運動に影響を及ぼすことがありますので、

激しい運動の際は、時計をはずすことをおすすめします。

 

 

 

いつも正確なのに突然大きく遅れた

 

 

磁気の影響、またはリューズが引き出されたために遅れたと考えられます。
~磁気が原因だった場合~

 

磁石に近づけたことで時計が一時的に止まったことが考えられます。

部品に磁気が残っている場合、

方位磁石をリューズ周辺に近づけると方位磁石が大きく動くので、

そのことで確認できる場合があります。

強い磁石の力を長時間受けると時計部品自体が磁化し、

正常に運針しなくなります。

その際は、お店での脱磁をおすすめします。

 

 

※磁力が強い製品【携帯電話(スピーカー部分)、

オーディオ、スピーカー、バッグ(留め金)、

冷蔵庫(ドアのマグネット)携帯ラジオ、磁気ネックレス】

を時計の 5cm以内に近付けないようご注意ください。

 

 

 

~リューズが引き出されたことが原因だった場合~


衣服や袋の紐がリューズに引っ掛かり、

誤ってリューズが引き出され一時的に止まったことが

原因と考えられます。リューズが引き出された場合は

故障ではありませんので、時刻を修正してお使いください。

リューズが抜けたり曲がったりした場合は、修理が必要です。

 

 

 

遅れが大きく、継続的に起こる


時計内部に不具合が発生していることが考えられます。

 

 

械式時計はぜんまいの力を動力に、「テンプ」という部品が

規則正しい回転運動をすることで正確な時を刻んでいます。

この「テンプ」の動きが衝撃等により変化したり、水分の浸入、

油の劣化、部品の磨耗が起こったりして、遅れが発生していると

考えられますので、分解掃除(オーバーホール)をご依頼ください。

分解掃除(オーバーホール)を依頼して、時計内部を洗浄、

劣化した部品を交換・調整および注油することで、

正常な状態に戻すことができます。水分の浸入が原因の場合、

文字板や針などの外装部品(機械体以外の部品)の

交換が必要な場合があります。

無理に使用していると部品の磨耗を進めるだけでなく

 

、止まり症状へと発展していきますので

早めに診察を受けられることをおすすめいたします。

 

 

ホームページは、こちら→https://www.mandk-watch.com/mandk/

 

〒640-8314

 

 

和歌山県和歌山市神前177番1号

 

 

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TEL:073-499-5715

 

 

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